JPEGやPNG画像のAI変換の相場について

2022/12/29に更新 (7か月前)

よくあるお問い合わせに「JPEGやPNG画像をAIファイルに変換して欲しい」があるのですが、作業料金の確認(見積もり)だけで終わるケースも多くあります。

もちろん、見積もりだけで終わるケースはどのご依頼に関してもあるのですが、AIファイルへの変換に関してはそれ以前に、ご依頼者さまと、AIトレースする我々とで、認識に大きなズレがあるように感じています。

おそらく、JPEGからPNGに変換するように、ボタン1つで簡単に変換できるイメージがあるのが理由だと思うのですが、実は、AI形式への変換は、一般的なファイル変換とは別次元の話になり、作業料金や相場に関しても大きく異なります

以下、具体例を挙げながら説明いたします。

AIファイルへの変換とは?

AIファイルとは、Adobe社のイラストレーター(Illustrator)で作成されたデータのことを指し、それぞれの頭文字からAIファイルと呼ばれます。

AIファイルへの変換と、他のファイル形式への変換との大きな違いは、ファイルの中身そのものを人の手によって変換する必要がある点です。ただのデータ形式(拡張子)の話ではありません。そのため、変換ではなく、「トレース(模写)」という表現が使われています。

一本一本の線、色合い、すべてを人力で再現していくのが、AIトレース(AI変換する)です。実際のトレース作業も参考までにぜひご覧ください。

相場について

どうしても工数がかかるため、どんなにシンプルな画像でも数千円〜の予算感になります。

【シンプルな画像例】

引用:イラストAC

工数が増えてくると、1万円前後です。

【若干複雑になった画像】

引用:イラストAC

あとは工数次第で作業料金が変わってくるため、複雑な画像になると数万円〜になりますが、「写真」レベルの複雑さになると人力でのトレースができないので、ご注意ください。

どうしてもお金をかけたくない場合は、無料のオンライン変換ツールを利用するしかありませんが、極めて精度が低いため実用性はありません。

また、イラストレーターの利用経験がない方限定になりますが、無料体験期中に画像トレースを使う方法もあります。

まとめ

「印刷所からAIファイルで納品するように言われた」との理由から、お問い合わせをいただくのがほとんどです。

そのためには「ちゃんとしたAIファイル」を作成する必要があり、そのために我々がいます。

見積もりは無料ですので、ご用命がございましたらお気軽にお問い合わせください。いつでもお待ちしております。

最後まで記事をお読みいただきありがとうございます!ご質問やご依頼など、お気軽にください!

Ringorin